「いつかは8,000m!」 登山を始めた高校1年生からの、自分自身への合い言葉。アフリカ大陸、南米大陸、ヨーロッパ大陸、北米大陸への遠征を経験し、いよいよアジア大陸・ヒマラヤ8,000m峰に挑戦です。
憧れ続けたヒマラヤは、書籍やドキュメンタリー番組での世界であって、自分自身が8,000m峰に挑戦することが飛行機に搭乗しても実感が湧きません。夢が実現した、とても心地いい時間。
窓から雲海を眺めていると、飛行機の高度と同じ高さの神々しい峰が、何の知らせもなく前方から静かに見えてきました。誰に聞かなくても、その山容からエベレスト峰であることが、すぐに分かりました。世界最高峰を初めて見た時の気持ちは、一生忘れられない思い出です。
ネパールの首都カトマンズが見え始めました。日本での日常生活から、非日常生活となるヒマラヤ遠征への気持ちに切り替わりました。
2013年9月8日、カトマンズ到着。30年前から憧れていたネパール。その喧噪がイメージ通りで、何を見ても嬉しくて仕方がありません。
10代の時、ひとりで台湾を徒歩縦断した旅を思い出す、懐かしいワクワク感に包まれました。
ヒマラヤ・世界第8位高峰マナスル峰(8,163m)遠征 vol.2 へ