8月末、中国内陸部を訪れました。急速な経済発展を続ける中国。今回は四川省の省都・成都への旅をレポートします。
早朝に成田空港へ。眠い目をこすりつつ、中国国際航空・成都行きに乗り込みます。機内はほぼ満席。その殆どが日本旅行を終えた中国からの観光客でした。
福岡・ソウル・上海・重慶上空を経て6時間。機体は徐々に高度を下げ、四川省の玄関口・成都双流国際空港に着陸。
入国審査を終えるとパンダの家族がお出迎え。長旅の疲れを癒し(?)ます。現在、中国には約1600頭のパンダの生息が確認されており、その8割が四川省にいるのだそう。
成都市中心部の眺め。街を貫く川沿いに超高層ビルや高層住宅が並びます。古くは三国時代、蜀の都として栄え、2000年を経た現在は中国内陸部の文化経済の中心地。人口700万を擁する大都市です。
大気汚染が深刻な中国。その切り札として導入されたのがシェアサイクル。スマホで空き車両を探し、アプリで開錠、決済します。乗捨て自由。30分0.5元(8円)からという手軽さもあり、全国の大都市で爆発的に普及中。成都の街角にも赤や黄色のシェアサイクルが溢れていました。3年前に訪れた時は予想もしなかった光景に、中国の加速度的変化を実感したのでした。
その夜は四川名物の火鍋を食べに行きました。唐辛子や花山椒をふんだんに使った激辛スープでラム肉(羊肉)や野菜を煮込みます。さすがは本場。脳天を貫くその辛さは、生涯忘れないでしょう。今もこの写真を見るだけでどっと汗が吹き出します。辛党の方はぜひ四川へ。念のため、胃薬を忘れずに。