7月中旬、白馬で開催されたアドベンチャーレースに初参加してきました。オリエンテーリング能力とマウンテンスキルを駆使し、制限時間内にチェックポイント(CP)を周り、獲得点数を競うレースです。2回にわたり、その様子をお伝えします。
メイン会場となる白馬岩岳スキー場にはスタートの前夜入り。受付でエントリーを済ませてベースキャンプを設営。フェスにも似たゆるい空気が漂うなか、夕食後は星を眺めつつ仲間達と晩酌。のんびりと朝を迎えたのでした。
スタート30分前、各CPの得点表が配布されると各チーム、地図を見ながらその日の戦略を練ります。
どんな地形か?どう回れば効率的か?読図と判断力を試されるこの作業が、その日のレースを左右します。
午前10時、レース開始。ラン183組のほか、バイクの55組が一斉にフィールドへ。この日は朝から夏日。僕らは日差しを避けられる山間部のコースを選択。300点を獲得すれば上位3割に入れるという事前情報のもと高得点を狙います。
順調に得点を重ね、より高ポイントが配置されたフィールドへ移動すべく、意気揚々と山を下山。しかし路面からアスファルトへ変わると状況は一転。照りつく太陽と路面の反射熱が容赦無く体力を奪います。他のランナーも一様に疲弊し、まさにサバイバルレースの様相。
結局、僕らは制限時間に8分遅れてフィニッシュ(減点45)。ゴールまでの距離を見誤り、最後に余計なポイントを取りに行ったのが遅刻の原因です。何ごとも欲張りはいけません。また、私は終盤に“ランナー膝”を発症。バディも脚に痛みが出てしまい、ラスト1キロは映画『ブラックホークダウン』のラストシーンの如く、ボロボロの体に鞭打ちながらのフィニッシュでした。ちなみに、この日は29kmを走破。365点、26位(男子16位)で終了。温泉で汗を流し、焼肉で栄養補給。翌日に備えます。
今回使ったアイテム
バックパック:SL20 rucsac、レインウェア:beaufort 3L jkt、レインウェア:beaufort 3L pants、ショーツ:spirit shorts