世界中を旅するTRANSITが、毎号karrimorのアイテムとともに旅をした裏話を公開。Airportpro70を旅の相棒に向かった先は、バルト三国のひとつ、ラトビア。日々の暮らしに華を添える色使いが特徴の、食と手工芸を巡りました。
中世の商業都市の雰囲気にうっとり
首都リーガに到着するや否や、夜の旧市街散歩へ。石畳が灯りを反射し、おとぎ話のように幻想的。13世紀よりつづくこの街が“バルト海の真珠”と呼ばれているのを思い出す。
映画のワンシーンのような中央市場
色とりどりの果物や野菜、チーズが積み上げられたリーガ中央市場は、映画のワンシーンのように“絵になる”市場。5つの棟から成る巨大なトンネル型の建物は、ドイツ軍の飛行船格納庫が移築されたものだとか。
ユニークな陳列に釘付け
リーガの中央市場で売られていたザワークラウトやピクルス類。リーガっ子たちは、二日酔いの時にザワークラウトの汁を飲むという店主の一言に驚き。
夏が旬のベリーは冬にも大活躍
同じく市場で見つけた、山盛りのディルとベリー。イチゴ、ラズベリー、ブルーベリー、クランベリーなど多種のベリーが、ジャムやコンポートなどの冬の保存食となる。
食卓に欠かせない黒パンはくせになる味
ラトビアの主食は、独特の酸味と風味がある黒パン(ライ麦パン)。パンとしてだけではなく、スープやスイーツやジュースなどの材料にもなる優秀な食材。
自然がいつも近くにある暮らし
リーガの人たちは大の花好き。街の花屋さんが24時間開いているのは、些細なお祝い事などにも花をプレゼントするからなのだそう。
大地を彩る天然のリンゴ
クルメゼ州トゥクムス市の鍛冶屋さんを訪ねた際に、偶然見つけたリンゴの木。小ぶりのリンゴは味が濃厚で、とってもジューシー。
自然と密接に関係している、ラトビア神道
クルゼメ州サビレ町へ向かう途中、コウノトリの巣を発見。コウノトリは地元の人びとが信仰する「ラトビア神道」では神鳥とされ、古くより大切にされてきた。
街角の“なんでもない”光景に心奪われる
クルゼメ州クルディーガ市の旧市街には、可愛らしい家々が並んでいた。その家先に咲いていた花と、何度も塗り直されてきた古い家壁。
帯の文様に込められた意味
クルゼメ州クルディーガ市にある、織物工房「ワラヴィークスネ」で見つけた民族衣装の帯。「太陽の木」「雷神」「豊穣と繁栄」などラトビア神道のさまざまな神の文様が織り込まれている。
変わらない手織りのあたたかさ
ヴィゼメ州リンバジ市にある織物工房「ヅィルナ」では、手織りの作業を見せてもらうことに。国土の半分以上に手つかずの自然が残るこの国では、織物の柄は自然をモチーフにしたものがほとんど。
継承される、アイデンティティと民族の想い
クルゼメ州のスイティ地区は、民族衣装や民謡、方言などが周辺地域と異なる珍しい地域。新しく入ってきたカトリック教会を受け入れながらも、民族の民間伝承を大切に守りつづけている。
北の大地を照らす色
頭のスカーフは4枚重ねが基本で、プリーツスカートは全長5〜6mもあるとか。赤と黄をたっぷり使った華やかな装いが、厳しい冬にあたたかみを添える。
新しい歴史を紡ぐ、羊毛産業
ヴィゼメ州リンバジ市で訪れたのは、100周年を迎えた羊毛加工工場。日用品として古くより親しまれてきたラトビアの織物は今、ふたたび国内外で注目されている。
人びとの心に寄り添う海
1836kmに及ぶラトビアの国境線の、3分の1以上がバルト海沿岸を走る。クルゼメ州リエパーヤから見たバルト海は平坦で、おだやかな表情を見せた。
- TRANSIT 編集部
ロシアの西に位置するラトビア、リトアニア、エストニアという3つの小国は、「バルト三国」としてひとくくりにされてしまいがち。けれども、歴史や風土は大きく異なり、それぞれ多様な文化を育んできた。今回の旅はラトビアのリーガからスタート。小さな国の魅力を見つけるために、ラトビアに溢れる食と手工芸の“色”を追って旅をした。
karrimorとロシア・バルト三国を旅して
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