世界中を旅するTRANSITの取材班が、毎号特集国にあわせてkarrimorを現地に携行。
連載第1弾は「イタリア」。ridge 40 を旅の相棒に古都ローマを巡りました。
ここでは、誌面に掲載しきれなかった写真とエピソードを紹介。
取材班が辿った取材の舞台裏をお楽しみください。
市内観光は馬車で
スペイン広場やコロッセオといった、観光スポットをめぐる馬車。街全体が遺跡のような市内を馬に揺られると、古代ローマへトリップしたような気分に。
美しきナヴォーナ広場
古代の競技場跡に造られたナヴォーナ広場は、3つの美しい噴水が有名。中央にはバロック彫刻の傑作といわれるベルニーニの「四大河の噴水」が鎮座する。写真は、広場の北にあるデッラ・ポルタ作の「ネプチューンの噴水」。広場の向かいには教会があり、結婚式を挙げたカップルが写真撮影をしていた。
みんな大好きパニーニ
パニーニはパンに具材を挟んだイタリアの国民食。出来合いのものはバールや屋台で売られているし、専門店や惣菜屋ではパンの種類や具材が選べ、自分好みにセミオーダーできる。ランチや小腹が空きたとき手軽に食べられるのがうれしい。
古代ローマの中枢フォロ・ロマーノ
市民の集会が開催され、元老院がおかれた古代ローマの政治・経済の中心地。
神殿や凱旋門など、数々の遺構が残されている。カエサルや初代皇帝アウグストゥスなど、古代ローマの名だたる賢人たちが歩いた場所は、研修旅行の小中学生でにぎわっていた。
トレヴィの泉
細い路地の先にあるトレヴィの泉は、ローマ最大の観光名所。完成したのは1762年だが、起源は水道を造り、噴水を愛でた帝政ローマ時代に遡る。「後ろ向きにコインを投げると、ローマに戻ってこれる」という言い伝えにならい、多くの観光客がコインを泉に投げ入れていた。
BARでコーヒー休憩
散策に疲れたらバールでコーヒーを。イタリア人のオアシス的存在で、全土に約16万軒あるといわれる。
立ち飲みカウンターでエスプレッソをくいっとやるのが、ロマーノ流。
コロッセオの圧倒的な存在感
紀元80年に落成したコロッセオは周囲527m、高さ57m、収容5万人を誇る巨大な円形闘技場。連日剣闘士と猛獣による闘いが繰り広げられ、見世物としてローマ市民の人気を集めたという。日没後にもライトアップされ、ローマのランドマークとしてその威容を誇る。
トラステヴェレのサン・カリスト広場
ローマの中心部からテヴェレ川をわたって対岸へ。トラステヴェレは石畳の細い路地がつづき、昔ながらのバールやピッツェリアが並ぶ“ローマの下町”エリア。サン・カリスト広場では地元っこのロマーノやツーリストが思い思いの時間を過ごしていた。
テヴェレ川とティベリーナ島
ティベリーナ島は、ローマ市内を南北に流れるテヴェレ川の中洲。訪れた5月は春から夏にかけての季節の変わりめで、昼間はあたたかく夜は涼しく過ごしやすかった。晴れた日には川沿いでロマーノたちが日光浴をしていた。
ヴァチカンのサン・ピエトロ広場
カトリック教会の総本山、サン・ピエトロ大聖堂での式典に参加。終了後外へ出ると、サン・ピエトロ広場は数えきれないほどの信者やツーリストであふれていた。このあと、左方の建物の窓からローマ法王が姿を現しスピーチをした。
- TRANSIT 編集部今回の取材期間は約2週間。ローマという都市にフォーカスした取材だったため、長距離移動はそれほどなく、旅の荷物はホテルに預けることができた。
それでも、街へ取材に出る時は、撮影機材や取材道具などの荷物は意外とかさばるもの。
40Lという容量は、旅においてとても汎用性の高いサイズだと思った。
ridge 40の嬉しいところは、ポケットが多いこと。
ドリンクはサイドポケットに入れ、地図は正面のポケットに、
ボトムからもリュック内部にアクセスできたりと使い勝手は抜群にいい。
背負ったときのフィット感は、重たい荷物のことを忘れさせてくれる。
取材に集中できるし、不必要な荷物の削減を迫られることがない。
ちなみに、モデルとなってくれた男性は
ローマ市街を一望できる名所、ジャニコロの丘で撮影した。
karrimorとイタリアを旅して
- 2012年6月22日発売
価格:1800円(税込)
http://www.transit.ne.jp/contents/magazine/
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