フリークライミングの魅力〜私が好きなkarrimorウェア〜【アンバサダー 稲田千秋】

私は、今から約15年前に山歩きをはじめました。最初は日本100名山制覇を目指していましたが、登山をはじめて1年が過ぎる頃、”バリエーションルート”の存在を知って、行ってみたいと思うようになりました。そして、そのためにはクライミングをする必要があると知り、そこからフリークライミングの世界に足を踏み入れました。

岩を自分の力で登り切る”フリークライミング”は、昔は登山のための練習に過ぎませんでしたが、安全確保技術や登り方、シューズなどの道具がどんどん進化して今や立派なひとつのジャンルとなりました。私も登山のために始めたものの、フリークライミングそのものが楽しいので、すっかりハマってしまいました。

フリークライミングと一口にいっても、その中にはさらに細かいジャンルがあります。ロープを使うか、使わないか。室内の人工壁か、自然の岩か。このたびオリンピック種目にもなった、大会などで人工壁を登るスポーツクライミングは最も有名でしょう。

人工壁のクライミングだけを楽しむ人も増えてきた昨今ですが、クライミングジムで基礎を身につけたなら、やはり自然の岩を登りに行くのがオススメです。

フリークライミングは指だけで体重を支えるハードな運動!と思われがちですが、実は体幹や足の力を上手く使うことが重要な全身運動です。登り方のコツはとても沢山あって、技術により力を上手くセーブすることができます。手順を考えたり、頭を使うのも特徴で、なかなかに奥が深いスポーツです。

そして、自然の岩場へ行くとなると、安全確保技術なども必要になってきますが、ただのスポーツの枠を飛び越えて、小さな「冒険」のような感覚が味わえます。他のスポーツには無い魅力かも知れません。

さて、フリークライミングの楽しさを色々とお話してきましたが、フリークライミングに最適な服装は、やはり動きやすいもの、そして軽いものです。

大抵の場合、寒くなければTシャツで登ります。boulder PDシリーズの〈boulder PD S/S〉〈boulder PD L/S〉は、吸汗速乾素材で軽く、肩周りがゆったりしているので動きやすさ抜群。難しいフリークライミングのルートでも大活躍です。

また〈hot rock pants〉もフリークライミングで超ヘビロテアイテムとなっています。

フリークライミングでは足を高く上げたり、大きく開脚したりという動きがあるので、パンツはTシャツに比べて、より厳しく機能性が求められます。〈hot rock pants〉は高いストレッチ性や、こだわり抜かれた立体裁断により、激しい動きもストレスなく行うことができます。しかも素材が非常に薄くて軽いのに、自然の岩に擦れても破けない高い耐久性もあります。

さらに最近お気に入りなのが、2020AWモデルの〈tapered stretch W’s pants〉です。hot rock pantsより生地が厚いので、少し寒い時期や、岩に挟まってずりずり圧力をかけるようなクライミングでも大活躍。丈夫で軽いのに非常にストレッチ性が高く、やはりクライミングの動きを全く妨げません。

2020年は全ての人にとって激動の1年となりましたが、これからもアウトドアアクティビティを楽しみながら、karrimorのより良い製品開発に協力していきたいと思います。

稲田 千秋

稲田 千秋(いなだ・ちあき)形成外科医、クライマー。学生時代から登山、クライミングに熱中し、季節やジャンルを問わず様々なスタイルでフィールドアクティビティに興じる。現在はフリーランスで世界中を旅しながらクライミングを楽しむ傍ら、国際認定山岳医として、日本の山岳医療発展のため活動する。2016年 Yosemite国立公園 El Capitan "The Nose"完登。2019年 ペルーアンデス Alpamayo "French Direct"登攀など。

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