春を迎え、新緑に溢れる山々。本格的な登山シーズンの訪れを待ちこがれ、フィールドへ駆け出したい気持ちが高まっている方は多いのではないでしょうか。女優として、映画やCM、雑誌などを舞台に幅広く活躍している小島聖さんもそのひとり。
つい先日までネパールのヒマラヤでトレッキングを楽しみ、標高6000m越えのロブチェピークを登頂するほどの登山フリークなんです。
ちなみに、小島さんの「聖」という名前は、南アルプスにある「聖岳(3013m)」が由来。山の名前にちなんで命名するほど、ご両親も大の山好きなのだそう。忙しい仕事の合間を縫うように、本格的な登山を楽しんでいる小島さん。その隣には、いつもカリマーのリュックサックがありました。使い勝手のよいポケット配置や耐久性の高さはもちろん、背負い心地のよさがセレクトの理由。
とくに、カリマーならではの少し縦長の形状が重心がブレずに安定するという点、腰回りのベルトが広いので安定感が高いというのがお気に入りなんだとか。また、ちょっとくすんだような色味も魅力のひとつと話してくれました。
小島さんがよく訪れるのは、都内からアクセスのしやすい八ヶ岳周辺や残雪と新緑の両方を楽しむことの出来る北アルプスなどの山々。
愛用のリュックサックに、登山用品のほか最小限の調理器具と食材を詰め込んで、友達とピクニック気分で春の山を楽しんでいるとのこと。春は登山だけでなく山の上での料理も楽しい季節。自然の中で調理し、食べる料理はやはり格別。
最近は、干し野菜を作って持っていくことが多いそう。生の野菜は重量もあり、痛んでしまうため、事前に乾燥させることで軽量化と保存性が高まるんです。また、干し野菜は、戻すときに出る「だし」独特のうまみも魅力。お気に入りのスパイスと組み合わせることで、市販のフリーズドライとはまた違った味を楽しめると話してくれました。野菜以外の「乾燥もの」のオススメはバナナチップス。山を登るときはとてもカロリーを消費するので、栄養補給のためにも糖分は必須。お手製の乾燥バナナチップスが山の上での活動をサポートしてくれているんです。
登山は頂上を目指すだけではなく、山のなかの自然を楽しむというのが小島さんのスタイル。たしかに、ゆっくりとあたりを見渡してみれば、新しい発見や普段気づかないことを感じとることが出来たりするもの。春の山は芽吹きと色彩豊かな花々に彩られる素敵な場所です。みなさんも春の山へ出かけてみてはいかがでしょうか。
- 春山を自由に、そして軽快に楽しむためには、リュックサック選びはとても重要。今回は、日帰りのデイハイクから1泊2日のハイキングやトレッキングにも対応するをご紹介します。の魅力はなんといってもその背負い心地のよさ。バックパネルを立体的な形状にすることで、荷重を肩甲骨と腰骨に分散。筋肉への余計な負荷を軽減します。また、背面のムレを防止するベンチレーション効果も期待できます。ヒップベルトはPEプレートを内部に搭載。高い安定性とフィット感を実現しています。ショルダーハーネスに使用されている通気性の高いクールメッシュ素材は、肩への負担を和らげてくれる役割も担っているんです。さらにサイドポケットは、容量を拡張してくれるマチ付きタイプ。サイドからの荷物の取り出しという便利さはもちろん、使用しないときはすっきりと収納できるという機能性の高さを持ち合わせています。
30Lという、取り回しのしやすいサイズの。幅広く活躍してくれるこのアイテムを、春山のお供にいかがでしょうか。
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小島聖(こじま・ひじり)
女優。多彩な役をこなす演技力と存在感で、映画・舞台・ドラマなど幅広く活躍中。
2012年6月26日~7月16日、新国立劇場で開催される舞台『温室』に出演。