まだ見ぬ風景に出会う。長崎・島旅ロマン

長崎・佐世保から平戸、五島列島の小値賀(おぢか)島へ。潜伏キリシタンの歴史をたどり、絶景の低山トレッキングを堪能

佐世保が誇る九十九島の絶景。なかでも船越展望所から見渡す夕景は息を呑むほどの美しさだ。

潜伏キリシタンの祈りが息づく平戸島・春日集落。山の麓を縫うように棚田がどこまでも続いていく。

根獅子(ねしこ)の海岸はキリシタン殉教の地としての顔も持つ。穏やかで美しい海景の裏側には、守り抜かれた信仰の物語が静かに息づく。

平戸島最南端に突き出す峻険な岩峰、志々伎山(しじきさん)。この山は古来、信仰の対象とされ、山伏たちの聖地でもあった。

志々伎山の山頂に立つ。わずか347mの標高からは想像もつかないほど、頂上には360度広がる大海原の絶景が待っていた。

小値賀島から見る朝焼け。空、海、島が溶け合い、静かに時を刻む。

小値賀島の沖合いに浮かぶ野崎島。世界遺産の構成資産「旧野首教会」が静かに佇むこの島は、現在、ほぼ無人島。小中学校を改装した野崎島学塾村に宿泊が可能。。

野崎島・野首集落跡で生活の痕跡を目の当たりにした。潜伏キリシタンたちは神社の氏子となり、神道の聖地に身を隠しながら、密かに信仰を継承していたという。。

ヤブツバキをモチーフにした、旧野首教会のステンドグラス

髙橋 大輔

1966年秋田市生まれ。「物語を旅する」をテーマに世界各地に伝わる神話、伝説などの背景を探る。2005年ナショナル ジオグラフィック協会(米国)の探検隊を率い、実在したロビンソン・クルーソーの住居跡を発見。2022年、王立地理学協会(英国)より勅許地理学者(CGeog)の称号を授与される。現在、秋田県の山奥に墜落したB29の探索や甲斐駒ヶ岳山頂に土器を残した縄文人のミステリーを追いかけている。

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  • 髙橋 大輔

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