日本には大小様々なクライミングエリアが各地に点在しています。それぞれのエリアで岩の性質が違ったり、クライミングに適したシーズンが違ったりします。今回は僕の身近でこの時期に登れる岩場を少し紹介します。

今回は行ったのは、山梨県の瑞牆山と岐阜県の笠置山という所です。どちらもボルダリングが非常に盛んな場で、特に笠置山は冬でも登れるエリアとして有名です。

瑞牆山はボルダリングだけでなく、スポートルートやトラッドクライミングなどさまざまジャンルのクライミングを楽しめる場所でもあります。

今回は友人が登りたいルートがあるとのことで、山形県エリアの「修羅場」という岩に行きました。この岩は1級から5段まで結構ハードな課題が揃っています。

僕はまだ登っていなかった「インドラ」2段にトライすることに。この課題はスタートから2手目の遠い1手が核心で、以前から止まらなかったのですが、今日はなんと2トライ目で核心を止め登ることが出来ました。嬉しい収穫です。

その後、「皇帝岩」に移動し、「皇帝」2段を登りその日は終了しました。この課題も以前からの宿題だったので、回収できて一安心です。

次の日は場所を変え、岐阜県の笠置山という場所に。僕の住んでいる松本からだと高速道路で2時半ほどですが、冬でも登れるのでよく行くエリアです。

笠置山には大きく分けて2つのエリアがあります。昔からあるのが山エリア、最近公開されたのが里エリアです。僕のイメージでは、山エリアは難しい課題が多めで、里エリアは易しめという印象です。もちろん里エリアにも難しい課題が沢山ありますが…。

今回は里エリアに行きました。まずは入ってすぐの「ナイル」3級でアップをします。水平なガバカチが続く、見た目もよく面白い課題です。訪れた際は是非挑戦してみてください。

次にお目当ての「ユビサキキ」3段+。名前の如く指を裂くような鋭いホールドを持って次の1手に飛びつくのが核心の課題です。何回もやっていると指が裂けてしまうので、早めに登りたいルートですが、幸い3トライ目で登ることが出来ました。

その後、「ネブラ」という課題を登りました。この課題も里エリアではとても有名な課題です。写真は以前登った時の物です。

今回、笠置山の里エリアを訪れたのは12月初旬でしたが、非常に暖かくて快適にクライミングが出来ました。やっぱり冬にクライミングをするなら笠置山ですね。