カリマーアンバサダーのヒデトレさんとともに、普段の身体を整えていく動画コンテンツ「be with nature by hide tore」。全5回にわたり、身体の基礎的なメンテナンスについてレクチャーしていただきます。
第1回:呼吸
第2回:背骨
第3回:足裏
第4回:骨盤
第5回:肩甲骨
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今日から始められる「こんなことでいいんだ」というシンプルなメソッドは、運動を楽しく安全に行える身体づくりはもちろんのこと、毎日の生活の不調解消や仕事のパフォーマンス向上にも効果があります。
動きやすいウェアに着替えて、できれば太陽や風などの自然を感じられる場所で。朝でも、昼でも、夜でも。ほんの数分だけで構いません、ご自身の身体と対話する時間をとってみてください。
みなさんこんにちは。
ヒデトレこと、片柳秀信です。
前回は足裏をレクチャーしました。
足裏の循環が良くなることによって、身体の巡りが良くなるのを感じられると思います。やらないと分からないけど、やってみると「こんなことで身体が軽くなるんだ」と分かってくると思います。
身体は、触れてあげたり、動かしてあげたりすることによって、どんどんいい方向に循環していきます。動かさないでいると、それを形状記憶してどんどん固まってしまいます。逆に、いい癖で作ってあげると身体がどんどんいい方向に進化していきますよ。

今回は骨盤・股関節をやっていきたいと思います。
ここには大きな筋肉がいっぱい付いています。内臓も入っているし、尾骨、仙腸関節とか、こういった骨を意識的に触って、動かしてあげるだけでもかなり楽になると思います。まずは触れることから始めてみてください。

足を開きます。
膝とかかとが垂直、またはそれ以上に開いてみて、ちょっとゆらゆら揺れてみましょうか。バランスが取れない人は台に手をついても構いません。そのとき膝が内側に入らないように気をつけてください。
しばらくゆらゆら揺れてみましょう。骨盤が丸くなる(後傾する)んじゃなくて外側に、しっぽ(尾骨)を外に向けるような感じですね。動物的に、しっぽが揺れたり動いたりするようなイメージで動かしてみてください。
前回の応用で、揺れながら足をグーパーグーパーしてみたり。痛い、辛いとこらえるんじゃなくて、深く深く呼吸しながら動かしてみてください。背骨もちょっと動かしてみたりすると、さらに循環しやすくなってきます。
こうやってちょっと動かすだけでも、だいぶ身体の巡りが良くなってきます。

お尻やもも裏はなかなか伸ばす機会がないと思うので、ちょっと伸ばしていきましょうか。
足をクロスしてベタっと前屈します。もし手をつけない人は、何か台を置いて手をつくか、膝で押さえてもいいです。前の足はあくまで支えなので、後ろの足を重点的に使ってあげてください。かかとから伸びて坐骨、しっぽなどを触りながら動かしてみてください。お尻の伸びや、腰の伸びを感じられると思います。
そのとき、重心が小指のほうに寄っているか、親指のほうに寄っているかでもだいぶ伸びる位置が変わると思います。感じてみてください。
股関節は、いろんな方向に動くようにくっついています。だけどどこも動かさないと動かなくなってしまいます。

今度は座って動かしていきたいと思います。
かかとを恥骨のほうに引き寄せていきます。そのときに腰が丸くなるんじゃなくて、おならをしたら外に出るような感じで、しっぽを外に出してあげる。そしてゆらゆら揺れてあげる。揺れたり、足を上下にパタパタしてみたり。
できる人は、肘で体重をかけて股を開くように動かしてみてください。指を引っ掛けてみたりとか。前回の足裏編の応用ができます。呼吸や背骨も意識して、足の裏にも繋げていく。どんどんいろんなパーツを繋げていってあげてください。
揺れるとき、お尻をギュッと縮めるんじゃなくて、割る(坐骨が地面につくようなイメージ)。こんなことでもいいので、ぜひ生活の中に取り入れてみてください。

足をクロスして、前に倒れてみましょう。
そのときに呼吸を止めずに、ふーっと。ここでも応用で、足の指に手を突っ込んであげたりとか、足裏も股関節も一緒にやっちゃう。もちろん呼吸も。できない人は足を抱えるだけでもいいです。前に倒れて、お尻や腰の伸びを感じてみてください。
骨盤や股関節周りの動きが悪くなると、便の出が悪くなったり、腰が痛くなったり、いろんな不調が出てきてしまいますね。なので、ちゃんと動かしてあげて、触れて、巡りを良くしていきましょう。
メンテナンスしていけば、どんどん身体は動くようになっていきます。1回目からスムーズにできる人なんてなかなかいないです。2回、3回とやればやるほど動きやすくなるし、感覚も良くなっていきます。まず触れて、感じて、身体を動かしてみましょう。
そのときに、太陽の日を浴びたりとか、いい空気吸ったりとか、心地いい状態でやってあげると、身体はもっと伸びやすく緩みやすくなってきます。ぜひみなさん自身の心地いい環境でやってみてください。
【第4回 骨盤 ポイントのおさらい】
1. 膝とかかとは直角、しっぽ(尾骨)を外に向けるイメージで、足を開き、左右に揺れながら股関節をほぐす。
2. 足をクロスして前屈。腰やお尻、もも裏を意識して伸ばす。
3. 両足裏を合わせ、恥骨側に引き寄せながら座る。左右に体重移動させたり、膝を上下に動かしたりして股関節をほぐす。
4. 座った状態で、膝を直角に曲げながら足をクロス。上半身を前に倒してお尻や腰を伸ばす。
5. ワークのあいだは基本の呼吸を必ず行う。背骨や足裏のワークも自由に組み合わせて、身体全体の巡りや動きのつながりを意識する。
次回は肩甲骨。
肩甲骨が固まってしまうことによって、首や肩の痛み、そして頭痛の原因にもなります。肩甲骨が軽くなることによって呼吸が深く入りやすくなって、いろんな動きがしやすくなったりしますよ。みなさん一緒にやっていきましょう。ではまた。
