カリマーアンバサダーのヒデトレさんとともに、普段の身体を整えていく動画コンテンツ「be with nature by hide tore」。全5回にわたり、身体の基礎的なメンテナンスについてレクチャーしていただきます。
第1回:呼吸
第2回:背骨
第3回:足裏
第4回:骨盤
第5回:肩甲骨
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今日から始められる「こんなことでいいんだ」というシンプルなメソッドは、運動を楽しく安全に行える身体づくりはもちろんのこと、毎日の生活の不調解消や仕事のパフォーマンス向上にも効果があります。
動きやすいウェアに着替えて、できれば太陽や風などの自然を感じられる場所で。朝でも、昼でも、夜でも。ほんの数分だけで構いません、ご自身の身体と対話する時間をとってみてください。
みなさん、こんにちは。ヒデトレこと片柳秀信です。
僕は、身体の使い方、メンテナンスの仕方、人間の持っている能力を最大限に発揮させるためのメソッドを「ヒデトレ」というかたちでみなさんにお伝えしています。
今回のテーマは「be with nature(自然と共に)」。
身体の巡りを良くして、身体がもっと地球と仲良く繋がりやすいための体作りについて、自宅で簡単にできる方法を紹介していきたいと思います。
身体のメンテナンスや(使い方の)トレーニングはしたことない人がほとんどだと思います。
だけど、触れたり感じたりして「こうやって動かせばいいんだ」と分かってくると、もっと身体を動かすことが楽しくなるし、日々の不調にも「こうやれば改善するんだ」というのが紐解けてくると、楽しくなってくると思います。

まず今回は呼吸からやっていきたいと思います。
呼吸って、1日に2万回以上無意識にしているんですよ。2万回ってすごい数だと思いませんか? 何気なくしているその2万回をちょっとレベルアップさせていきましょう。
呼吸は、鼻から入って、咽頭を通って、気管支、そして肺に流れていきます。肺でする呼吸によって(酸素がたくさん取り込まれて)、血液がきれいになっていきます。
だから、深〜く息を吸い込んで、肺にいっぱい酸素が取り込まれるのを感じてほしいんですよね。そのために触って、どこに呼吸が入っているのかを感じてみてください。

鼻で呼吸することによって、鼻毛がフィルターの役割を果たしてくれます。
加温・加湿すると、さらに肺がふわっと広がりやすくなりますね。
やっぱり、冷たい空気がそのまま入ると身体もぎゅっと縮こまってしてしまいますから。
鼻から深く長く吸い込んで、肺を解放させてあげてください。
太陽を浴びながら、手を横に開いて、肋骨を開いて、深く深く、吸い込んで、開いて、ふーっと吐き出してください。吐ききると次はもっと酸素が取り込みやすくなります。

硬いな、痛いなと感じるところがあったら、それは「詰まりや滞りのサイン」です。触って、深く呼吸をして、そのつまりや滞りを流してあげてください。
意識的に肋骨を広げるイメージをして触って、深く、大きく。普段している呼吸を、寝る前でもいいですし、起きてからもでも、ちょっと時間が空いたときに身体を触りながらやってみてください。
深く吸うのも大事なんですけど、吐くのも大事です。吐ききらないと吸えないので。だから、いっぱいいっぱい吸い込んで、吐き出して、というのをやってみてください。
呼吸が浅くなると、肺が閉じてしまって、姿勢が悪くなったり、内臓が下垂してしまったりして、不具合が生じやすくなってしまいます。
呼吸はとても大事です。これから何回かに分けていろんな部位のメンテナンスをやっていくんですが、そのときに呼吸が深く入るだけで、痛みが緩和したり、身体が伸びやすくなったりします。
だから、意識して呼吸の質を向上させていきましょう。
【第1回 呼吸 ポイントのおさらい】
1. 鼻で深く息を吸いながら、空気の流れに沿って身体を触り、呼吸で身体をどのように使っているのかを感じる。
2. さらに腕を伸ばして手を開き、肋骨(胸)を大きく開いて深呼吸。大きく吸ってたら、体を全体を使って息を吐ききる。
3. 身体の硬さや痛みを感じることがあれば、その箇所を触りながらそこに息を通すイメージで深い呼吸を繰り返す。
次回は背骨です。
背骨は脳から全身に神経を行き渡らせるための連絡通路になっています。神経の先には内蔵なども繋がっています。
内臓に不調を感じている方は、もしかしたら背骨を動かしてあげるといくらか解消するかもしれません。身体の循環を起こすことによって、生命力や免疫力がぐんと上がってきます。
ということで、次回は背骨をやっていきましょう。ではまた。